自動販売機の設置ってどんな仕事?搬入から稼働までの流れ

2026.10.21  ブログ

新しい自販機を積んで山あいの現場に着いた中田商会のトラック

街のあちこちで見かける自動販売機。でも、あの一台がどうやってそこに置かれたのかを知っている人は、ほとんどいないと思います。

自販機を運び、据え付け、使える状態にするのが「設置」の仕事です。飲料メーカーの依頼を受けて、現場の作業を専門に担う会社があります。中田商会もそのひとつで、コカ・コーラボトラーズジャパンをはじめとする大手メーカーから依頼を受け、鳥取県と島根県で約5,500台の自販機を担当しています。

ふだんは表に出ることのない、この仕事の流れを少しだけ公開します。

一台が置かれるまでの流れ

設置は、2〜3名のチームで行います。1日に何か所も現場を回ることもあります!

1. 準備と積み込み

現場に着き、トラックの荷締めベルトを外す中田商会のスタッフ

設置する自販機を、倉庫でフォークリフトを使ってトラックに積み込みます。あわせて、現場の情報を確認します。どこに置くのか、搬入する通路の幅や段差、電源の位置。現場に着いてから「入らない」とならないよう、事前の確認が大切です。

2. 搬入

パワーゲートで地面に降ろした自販機をハンドリフトで運ぶ中田商会のスタッフ

自販機は、人の力で持ち上げることはせず、トラックのパワーゲート(荷台の昇降板)で地面まで降ろし、ハンドリフトという手押しの運搬機で運びます。段差や狭い通路では、チームで声をかけ合いながら少しずつ進めます。

クレーンで吊った自販機を、建物の壁際の設置場所へ誘導する中田商会スタッフ

パワーゲートが使えない場所では、トラックのクレーンで自販機を吊り上げ、設置場所まで運ぶこともあります。

3. 据え付けと水平出し

バールを使って、自販機の位置を細かく合わせる中田商会スタッフの足元

置く位置を決めたら、水平を出します。自販機の脚にはアジャスターがついていて、これを回して高さを細かく調整します。傾いたままだと、扉の開け閉めや商品の出口に不具合が出るため、見た目以上に大事な工程です。

壁との間には、冷却のためのすき間も確保します。最後はバールを使って、細かく位置を合わせます。

4. 固定

自販機の足元の金具を工具で締めて固定する中田商会スタッフ

地震や強風で倒れないよう、自販機を固定します。【要確認:アンカーボルトで床に固定する/転倒防止金具で壁に固定する など、中田商会の方法】。業界で定められた据え付けの基準に沿って作業しています。

5. 電源をつないで動作確認

電源とアースをつなぎ、冷却・加温が正しく動くか、商品がきちんと出てくるかを確かめる中田商会スタッフ。

電源とアースをつなぎ、冷却・加温が正しく動くか、商品がきちんと出てくるかを確かめます。

6. 仕上げ

設置を終えた自販機のガラス面を拭き上げる中田商会スタッフ

商品見本の取り付けや、ボタン・価格の設定を行い、使える状態にします。この仕上げの仕事は、別の記事であらためて紹介する予定です!

最後に、ガラスや本体をきれいに拭き上げて、設置は完了です。

7. 入れ替えのときは、古い機械を回収

日野町公民館の入口で、入れ替え前の古い自販機を運び出す中田商会のスタッフ

入れ替えの現場では、古い自販機を撤去してトラックで持ち帰ります。

この仕事のおもしろいところ

毎日、ちがう景色の中で働ける!

霧のかかった山を背に、トラックの荷台で自販機を固定する中田商会スタッフ

現場は鳥取県と島根県の全域にあります。霧のかかった山あいの町、海沿いの道、島の現場まで。1日に何か所も回る日もあり、同じ一日はほとんどありません。移動の途中の景色や、現場の近くで食べる昼ごはんも、この仕事の楽しみのひとつです。Instagramの「現場までの旅」「現場飯」で、その様子を紹介しています!

クレーンを使った大がかりな作業もある

クレーン付きトラックで新しい自販機を吊り上げる中田商会のスタッフ

パワーゲートが使えない現場では、トラックのクレーンで自販機を吊り上げて運びます。数百キロある機械が宙に浮き、狙った場所にぴたりと収まる。チームで息を合わせて一台を据えたときの達成感は、この仕事ならではです!

自分が置いた一台が、まちに残る

日野町公民館の入口に設置が終わった、新しい災害対応型自販機

今回の日野町の公民館に設置したのは、災害対応型の自販機です。災害時には、地域の人に飲み物を届ける役目も担います。設置した自販機は、その後何年もその場所で使われ続けます。仕事の成果が目に見えて、まちに残る仕事です!

未経験でも、設置の仕事はできる?

2人で声をかけ合いながら、自販機を荷台へ運ぶ中田商会スタッフ

自販機の設置を経験したことがある人は、ほとんどいません。中田商会のスタッフも、多くが未経験から始めています!

  • ひとりで現場に出ることはありません。 先輩と2〜3名のチームで動き、隣で作業を見ながら覚えます。

  • 腕力勝負ではありません。 重い機械は、パワーゲートやハンドリフト、クレーンなどの機材で運びます。

  • 資格は入社後に取れます。 応募に必要なのは普通自動車免許(AT限定可)だけです。中型免許やフォークリフトの資格は、会社の資格取得支援制度を使って取得できます。

「機械をいじるのが好き」「チームで仕事をするのが好き」という方は、経験がなくても向いています!

中田商会では、一緒に働く仲間を募集しています!

新しい自販機を積んで山あいの現場に着いた中田商会のトラック

自販機は、使えて当たり前のものです。その当たり前を、一台ずつ運んで、据えて、固定して支えているのが設置の仕事です。米子周辺で、手に職をつけられる仕事を探している方は、まずは求人ページをのぞいてみてください。面接の際には、実際の職場も見ていただけます!

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